ハノーファー戦に出場した内田 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が31日に行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケと、同代表MF清武弘嗣、DF酒井宏樹の所属するハノーファーが対戦。内田と酒井が先発となり、アジアカップに参加していた清武はベンチスタートとなった。
前半戦を5位で終えてウインターブレイクに入ったシャルケが、ホームに8位でシーズンを折り返したハノーファーを迎えた。8月の開幕戦で行われた同カードはハノーファーが2-1とホームで勝利している。
時間の経過とともにシャルケが試合を支配すると32分、左サイドからクリスティアン・フクスがグラウンダーのマイナスクロス。ファーサイドまで流れると、走り込んだマルコ・ヘーガーが左足で丁寧にゴール右へ流し込んで、先制する。
38分には左サイドのFKをフクスがゴール前に上げると、エリック・マキシム・チュポ・モティングがコースを変えたボールが、ヤン・キルヒホフの胸に当たってゴールに向かったが、ハノーファーのGKロン・ロベルト・ツィーラーが好反応で防いだ。前半はシャルケのリードで終える。
後半の立ち上がり、ハノーファーはドリブルでピッチ中央を持ち上がったジミー・ブリアンがDFを引き付けラストパス。ホセルがGKファビアン・ギーファーと1対1になったが、シュートはギーファーが反応した。57分にもハノーファーは左サイドのクロスをレオナルド・ビッテンコートがニアサイドでヘディング。回転が掛かったボールはGKギーファーの脇を抜けてゴールに向かったが、ゴールラインわずかに手前でバックスピンの掛かったボールがバウンド。ボールはゴールから離れていった。
シャルケも63分、クラース・ヤン・フンテラールが抜け出し、GKと1対1になったが、ツィーラーがまたも防いだ。直後にも途中投入のケヴィン・プリンス・ボアテングにチャンスが訪れたが、ここもツィーラーがシュートを弾き出した。
ハノーファーは68分、マウリス・ヒルシュに代えて清武を1枚目のカードとして投入した。一方のシャルケも先制点のヘーガーが右太ももを痛めて、トランクイロ・バルネッタとの交代を強いられた。
両チーム運動量が落ち、中盤にスペースができたため、試合はオープンな展開に。85分にはフンテラールが後方からのタックルで一発退場。シャルケが1人少なくなる。しかし、選手交代などをうまく使って残りの時間をしのぎ、シャルケが1-0で勝利した。
2015年の公式戦初戦を制したシャルケは3試合負けなし。次節はアウェーでバイエルンと対戦。ハノーファーは4試合ぶりの黒星となり、次節は日本代表FW岡崎慎司所属のマインツとホームで対戦する。