ホッフェンハイム戦で同点弾を決めた酒井高徳(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第21節が14日に行われ、ホッフェンハイムと日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトが対戦した。
7位につけるホッフェンハイムがホームに、最下位に沈むシュトゥットガルトを迎えての一戦。酒井高徳は先発出場している。
試合が動いたのは30分だった。左サイドでFKを獲得したホッフェンハイムは、ボールを中央に送るとエルミン・ピチャクチッチが競ったこぼれ球をダイレクトでダビド・アブラームがシュートを放つが、目の前のDFがブロック。さらにそのこぼれ球を、ロベルト・フィルミーノが押し込んで、ホッフェンハイムが先制に成功した。
しかし39分、左サイドからのFKで、クリアされたボールを拾った酒井がエリア手前からシュートを放つが、目前のDFがブロック。さらに酒井がそのこぼれ球にいち早く反応し、エリア内で右足を振り抜くと、シュートはDFの体に当たりコースが変わったため、GKが逆を突かれ、ゴールに吸い込まれた。酒井はブンデスリーガでは初得点となった。
シュトゥットガルトは先制を許すも、前半の内に同点に追いついて折り返す。
後半に入って75分、ホッフェンハイムは右サイドからのグラウンダーのクロスに、アントニー・モデストが合わせるがGKスヴェン・ウルライヒが横っ飛びでセーブ。さらに82分にはアンドレアス・ベックがエリア内でシュートを放つが、シュトゥットガルトのティモ・ヴェルナーが詰めていたのもあり、わずかにゴール左に外れた。
シュトゥットガルトは86分に、ヴェダド・イビシェヴィッチがエリア内右からシュートを放つが、これはGKオリヴァー・バウマンが正面でキャッチ。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、味方のスルーパスを受けたセバスティアン・ルディが、エリア内右で右足を振り抜くと、GKの股を抜いてゴール。土壇場でホッフェンハイムが勝ち越しに成功した。
試合はこのまま終了。先制を許したシュトゥットガルトは酒井高徳が同点弾を決めるが、終了間際にホッフェンハイムにゴールを決められ1-2で敗戦した。負けたシュトゥットガルトはリーグ戦5試合勝利がなく、最下位脱出とはならなかった。
次節、シュトゥットガルトは20日に、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントをホームに迎えて対戦。ホッフェンハイムは21日にフライブルクとのアウェーゲームに臨む。
【得点者】
1-0 30分 ロベルト・フィルミーノ(ホッフェンハイム)
1-1 39分 酒井高徳(シュトゥットガルト)
2-1 90+3分 セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)