シャルケ戦に先発出場したフランクフルトのMF長谷部誠(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第21節が14日に行われ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトと、DF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。長谷部と内田が先発出場、乾はベンチスタートとなった。
フランクフルトは2試合連続で引き分けており、7試合ぶりの白星を手にしたいところ。シャルケは前節、ボルシアMG戦で勝利を収め3位に浮上している。
8分、トランクイロ・バルネッタからのスルーパスに抜け出した内田が、ペナルティエリア手前に差しかかったところで横パスを選択。これは通らず、チャンスを生かすことができない。しかし、シャルケが徐々にギアを上げていく。15分、左サイドからのクロスをマルコ・ヘーガーがダイレクトボレーで合わせるも相手GKに阻まれる。こぼれ球をエリック・マキシム・チュポ・モティングが押し込んだが、これはオフサイドの判定。20分には、ヘーガーがドリブル突破で相手GKとの1対1になるが、決め切れず。
フランクフルトも右サイドを中心に攻撃を仕掛けるが、シャルケの守備を崩せずに、両者無得点のまま前半を終える。
後半開始早々、ハリス・セフェロヴィッチがペナルティエリア手前正面から強烈なミドルシュートを放つが、枠の上に外れる。すると64分、粘り強く攻め続けるフランクフルトに待望の先制点が生まれる。右サイドのスローインからパス交換で繋ぐと、最後はティモシー・チャンドラーのクロスに、ゴール前で待ち構えていたルーカス・ピアソンがヘディングで合わせ、ゴール左隅に叩き込んだ。
追いかけるシャルケは焦りを見せる。87分、右CKからのクロスにゴール前フリーのフェリックス・プラットがヘディングで合わせるが、相手GKにキャッチされる。追加点を狙ってくるフランクフルトの攻撃に苦しめられるシャルケは、なかなかゴール前にボールを運ぶことができない。結局、1点を守り切ったフランクフルトが1-0で勝利を収めた。
次節、フランクフルトは日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツと、シャルケはブレーメンと対戦する。
【得点者】
1-0 64分 ルーカス・ピアソン(フランクフルト)