ケルン戦でアシストを決めた岡崎慎司(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第33節が16日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツと、同代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンが対戦した。3選手とも先発で出場している。
2連敗中のマインツは、残留確定に向けて勝ち点3が欲しいところ。一方、前節のシャルケ戦で勝利したケルンは残留を決めており、1つでも順位を上げるべく連勝を狙う。
21分、ペナルティエリア手前左でパスを受けた岡崎が相手選手3人に囲まれながらもシュートを放ったが、ゴール左に外れる。25分には、左サイドでスルーパスに抜け出したパブロ・デ・ブラシスが逆サイドに素早いクロスを入れる。走り込んだ岡崎が左足を伸ばすが枠を捉えることができない。
直後、ケルンはカウンターのチャンスから最後は大迫がループシュートで狙ったが、得点には至らず。38分、左サイドでボールを持った大迫が右足を振り抜くも、ロリス・カリウスに阻まれた。1分後、マインツは大きなチャンスを迎える。クロスボールにエリア内左のユリアン・バウムガルトリンガーがヘディングで合わせたが、相手GKのファインセーブに遭う。互いに決定機を作りながらも得点に繋げることができず、スコアレスで前半を終える。
後半開始から2分、試合が動く。左サイド、パク・チュホのクロスをエリア内中央の岡崎が相手DFと競りながら頭で落とすと、最後はク・ジャチョルが左足で叩き込み、マインツが先制する。ケルンは55分、長澤に代えてドゥシャン・シュベントを送り込む。
追加点を狙うマインツは何度もゴール前に迫るが決定機を活かすことができない。すると83分、ピエール・ベングトソンが左サイドをドリブルで駆け上がりエリア内に侵入すると、切り返しから左足シュートを放つ。これはトーマス・ケスラーに防がれるが、こぼれ球に反応したハイロが押し込んだ。マインツがそのまま逃げ切り、2-0で3試合ぶりの勝利を飾った。