ハノーファー戦でオーバメヤンのゴールを喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が12日に行われ、MF香川真司の所属するドルトムントは、MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦し、4-2で勝利を収めた。先発出場した香川が、試合後にコメントを残している。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。
終了間際の90分で途中交代となった香川は試合後、「キヨ(清武)が前半うまく先制点を導いて、嫌な雰囲気はありました」と、清武の起点でハノーファーに先制を許した場面を振り返ると、「焦りはなかったですけど、センターラインはフィジカルが強くて球ぎわも激しかった。前半はそう簡単にゴールが生まれないのかなという気配はありました」と明言。
「ただ、その中でも流動的にパスが回ってチャンスになっていたました。すぐにPKで点を取れたことでやっぱりチームに自信と勢いがついたので、時間帯が良かったと思います」とチームのパフォーマンスを振り返ると、前半からの続けていたサイド攻撃については、「チームとしてもやるサッカーは明確だったので、落ち着いてやれていたと思います」とコメント。「攻撃をやり続けたから得点が生まれたと思うので、厳しい代表明けの試合を勝てたことが一番良かったと思います」と開幕4連勝を喜んだ。
また、同試合で香川の古巣マンチェスター・Uからレンタル移籍で加入したベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイがブンデスリーガデビューを飾った。
再びチームメイトとなったヤヌザイについて香川は、「チームに合ってるのかなと思う。ユナイテッド(マンチェスター・U)ではトップ下でやってましたけど、ウイングでこういう時間帯に出てきたら、ボールキープ力もありますし」と、チームに順応できると語った。さらに、「あとは判断を高めて。こういうチームだからこそ、判断をしっかりとやらないと」と先輩としてアドバイスを送ると、「ユナイテッドとは違いますから、(ボールを)持ちすぎたら持ちすぎたで、やっぱりそこはチームでコミュニケーションを取って、しっかりと判断できればより生きてくるプレーヤーだと思います」と期待を寄せた。
ドルトムントは、17日にヨーロッパリーグ・グループステージ第1節でクラスノダールをホームに迎え、20日にリーグ第5節のレヴァークーゼン戦に臨む。