ホフマンの先制点を喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=VI-Images via Getty Images
ブンデスリーガ第5節が20日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはホームでレヴァークーゼンと対戦し、3-0の勝利を収めた。クラブ公式サイトが、試合後の選手たちのコメントを伝えている。
ドルトムントは19分、香川のアシストからドイツ人MFヨナス・ホフマンのゴールで先制。58分に今度は香川が、今シーズンのリーグ戦で2得点目となるゴールを挙げてリードを広げると、さらに74分にガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのPK弾で追加点を挙げた。ドルトムントは3-0の快勝で、リーグ戦開幕から5連勝。また、今シーズンの公式戦では11戦全勝となった。
試合後、フル出場したU-21ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルは、「今日も自分たちのすべてを出し尽くした。ファンと同じようにね。一緒に勝利を喜ぶことができて本当に最高の気分だよ。何度でも味わいたくなる気分だからね」と勝利を喜ぶと、「僕が初めてジグナル・イドゥナ・パルクを訪れた5年前の試合でも、ドルトムントがレヴァークーゼンに3-0で勝利していた。あの試合では(ルーカス・)バリオスが2ゴールを挙げ、(ディミタール・)ランゲロフも得点したんだ。こうして自分が同じピッチでプレーし、チームの勝利に貢献できるなんて本当に最高だね」と、自身が過去に観戦したレヴァークーゼン戦を振り返っている。
先制点を決めたホフマンは、「今日は先にリードを奪えたことが本当に大きかった。より大きなスペースが空くようになったからね。とはいえ、レバークーゼンには激しくプレッシャーを受けることを覚悟していたよ」と振り返ると、「でも2点目が相手の戦意を喪失させた」と香川の得点が勝利を引き寄せたとコメント。続けて、「それにもちろん、“オーバ”のゴールも皆で喜んだよ」と、オーバメヤンの追加点も喜んでいる。
フル出場で完封に貢献したスイス代表GKロマン・ビュルキは、「今日はこれまでより攻め込まれる回数が少なかったけど、チームとして非常にうまく対応できたと思う。常に集中力を切らさず、相手の攻撃を断ち切れると信じてプレーしていたよ」とチームの守備を称賛。「逆に攻撃ではこの日も多くのチャンスをつくり、そのうち3つを得点に結び付けられたことがよかった」と攻撃陣の活躍を喜んだ。
また、レヴァークーゼンを率いるロジャー・シュミット監督は、「完全にドルトムントが勝利に値した。公式戦で11連勝している理由がわかったと思う」と絶好調ドルトムントの強さを実感。「同点ゴールを奪える決定機は2度あったが、流れを引き寄せられたチャンスといえばその2回だけだったね。我々がやるべきことは、チームとして組織的に集中してプレーすること。今日はそれができていたとは思わない」と敗戦を悔やんでいる。
ドルトムントは次節、23日にアウェーでホッフェンハイムと対戦する。