ボルシアMGで監督を務めていたファーヴル氏 [写真]=Borussia Moenchengladbach via Getty Images
元ドイツ代表MFローター・マテウス氏と、バイエルンやヴォルフスブルクなどの監督を務めたフェリックス・マガト氏が、今シーズンのブンデスリーガ開幕から5連敗を喫し、ボルシアMG指揮官を突如辞任したリュシアン・ファーヴル氏を批判している。
ドイツ誌『スポーツビルト』にコラムを寄稿しているマテウス氏は、「ファーヴルが辞めたことは驚いた。そして失望もした。彼はこの数週間打ちひしがれていたと思うが、チームを新しく立て直さなければならないのは彼だったはず。ただ日をまたぐだけで問題が解決されることはない」とし、「ネガティブな成績が出てもうまくやりくりができる監督だということを、彼は周りに示さなければならなかった。その代わりに彼は、近年非常にうまくいっていたボルシアMGでのプロジェクトをあっさり投げてしまった」と記している。
またマガト氏も、ドイツ紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』などで執筆しているコラム内で「順番が違う。確かに、『この先もうこのクラブとは一緒に仕事できない』と考えていたら、その監督には辞任する権利がある。しかしボルシアMGはこの危機的な状況でもファーヴルと仕事をしたいと考えており、そんなクラブとしっかり話し合いをせず、辞任を周囲に公表したファーヴルは間違っている」と断言。クラブに慰留され、いったんは回答を保留したものの、その後クラブを通さずメディアに辞任を暴露してしまった同氏の姿勢を痛烈に非難している。
なお現在ボルシアMGは、アンドレ・シューベルト監督がU-23チームから昇格し、暫定指揮官に就任。23日に行われた第6節のアウクスブルク戦で4-2の勝利を収め、リーグ戦初白星を挙げている。
By サッカーキング編集部
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