ダルムシュタット戦に先発出場した香川真司 [写真]=DFL via Getty Images
ブンデスリーガ第7節が27日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、昇格組のダルムシュタットとホームで対戦し、2-2の引き分けに終わった。
前節、開幕からの連勝が5でストップしたドルトムントは、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの2ゴールで1度は逆転に成功したものの、終了間際の90分に追いつかれ、2戦連続ドローとなった。
香川はトップ下で7試合連続先発出場し、後半アディショナルタイムまでプレーした。1点を追う63分には、オーバメヤンの1点目をアシストしたマティアス・ギンターへパスを通して同点弾の起点になっている。
しかし、格下相手に勝ち切れず、香川に対する地元紙の評価も辛口となった。
この日の香川のパフォーマンスに対して、最も高い採点は『Ruhr Nachrichten』の「3.5」。(最高1点、最低6点)
「走って、走って、走った。残念ながら、脅威となるスペースに現れることはほとんどなかった。集中力を欠くこともあった」と、運動量に反して結果と集中力がともなっていないことを指摘。同点ゴールを導いたパスに関しては、「その代わり、同点に追いついた場面では、測ったようなパスをギンターに出し、その後は調子も上向いた」と、その正確さを評価した。
『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は、「4」の採点となり、以下の寸評をつけた。
「速攻とワンツーパスで前進するべく、頻繁に低い位置まで下がっていた。そのため、序盤はダルムシュタット守備陣の裏を取ることも多く、20分には強力なパスでマルコ・ロイスのビッグチャンスを演出した。しかし、前半は時間が進むにつれて相手が試合をコントロールすると、姿が見えない時間も長くあった。彼が、次なるひらめきを見せるのは1時後だった。63分、ギンターに出した正確なロングパスが同点ゴールにつながった」
相手の固い守りに苦戦しながらも、状況を打破するアイデアを出したことに言及した。
『Revier Sport』は、「4-」と地元紙の中では最も低い評価となり、「よくない1日にあたってしまった。めったに試合の動きに顔を出すことがなく、顔を出すとしても、パスミスによるものだった」と皮肉まじりの寸評をつけたが、他の2紙同様に、同点弾の起点となるパスについては「それと引きかえに、オーバメヤンの同点弾のアシストにつながるスーパークロスがあった」と高評価を与えている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト