地元メディアは清武のボールキープ力を評価した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第8節が2日から4日に各地で行われ、日本代表MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属する最下位ハノーファーは13位ブレーメンに1-0で勝ち、待望の今シーズン初白星を挙げた。清武はトップ下で先発し、85分までプレー。酒井は負傷のためベンチから外れた。
前節、今シーズン初ゴールを挙げた清武は、55分にCKからMFサリフ・サネのヘディングゴールをアシスト。今シーズン初勝利に繋がる貴重な決勝点をもたらした。
ドイツメディア『Sportal.de』は清武にチーム3番目タイとなる「3」(最高1点、最低6点)をつけ、「後半に入るとはつらつとし、中盤で期待された通り司令塔として動いた」と、攻撃の中心として役割を果たしたことを称えた。
一方、日本代表MF長谷部誠が所属する11位フランクフルトは昇格組の8位インゴルシュタットに0-2で敗れた。
長谷部は右サイドハーフで開幕から8試合連続の先発出場となったが、両チーム無得点で迎えた57分にベンチに下がった。
今シーズン開幕から長谷部の不調を指摘し続けている地元紙『Frankfurter Rundschau』は、同選手に対し3戦連続で最低点を与え、「もはや見る影すらない。ひと休み入れるのも手だろう」とスイッチを切り替えるべく、冷却期間を提案している。
両選手の採点と寸評は以下の通り。
■清武弘嗣
対ブレーメン(1-0○)先発出場、85分交代
『Sportal.de』
採点:3
寸評:前半はほとんど姿を消していたが、後半に入るとはつらつとし、中盤で期待された通りの司令塔として動いた。先制点を導くクロスを上げ、その直後には、あとわずかでゴールを外れたが、FWケナン・カラマンのシュートをアシストした。目まぐるしく動いた終盤、最も助けになったことの一つが、彼のボールキープ力だった。
■長谷部誠
対インゴルシュタット(0-2●)先発出場、57分交代
『Frankfurter Rundschau』
採点:Schwächelnd(=低調/5点相当)
寸評:いったい、この日本人選手だけに何が起きているのか? もはや見る影すらない。今まで見たこともないようなパスミス。完全に集中力が切れていた。前節の通信簿(寸評)でも提案したたように、ここでひと休み入れるのも手だろう。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト