マインツ戦に先発出場した香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第9節が16日に行われ、日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと同MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。武藤はワントップで8試合連続の先発出場。香川はインサイドハーフの位置で9試合連続のスタメン出場を果たしている。
ホームのマインツはここまでのリーグ戦8試合を4勝4敗で終え、8位につけている。今節は上位のドルトムントを相手に勝点3を奪い、連勝を飾りたいところ。一方、ドルトムントは前節の首位バイエルン戦で1-5の完敗。勝点を7差に広げられたため、離されないためにも白星奪取が求められる。
この試合で最初にチャンスを迎えたのはマインツ。6分、左サイドを駆け上がったピエール・ベングトソンの折り返しを武藤がヒールで合わせたが、ここはGKビュルキの好セーブに防がれてしまった。
ドルトムントは激しいプレスをかけるマインツに手を焼いたが、相手のミスから先制点を奪う。18分、ヘンリク・ムヒタリアンが相手DFニコ・ブンガートのパスミスを拾って中央へ折り返す。これを走りこんだ香川がスルーしてエリア手前のピエール・エメリク・オーバメヤンが受け、エリア内左のマルコ・ロイスへパス。ロイスは落ち着いてワントラップから左足で流し込み、ドルトムントが先制に成功した。得点以降は徐々にドルトムントがペースを取り戻し、1-0のまま前半を終えた。
後半立ち上がりの47分、ドルトムントにビッグチャンスが訪れる。マインツのブンガートがエリア際でオーバメヤンを倒してしまう。エリアの外に見えたが、主審はドルトムントにPKが与えた。キッカーのロイスはゴール左下を狙ったが、ここはGKロリス・カリウスが横っ飛びでセーブ。追加点を許さなかった。
難を逃れたマインツは59分に好機を迎える。中盤のパスワークからハイロ・サンペリオ、ユヌス・マッリとつなぎ、最後は武藤がエリア内で受けたが、ここはGKビュルキが飛び出してなんとか防いだ。
武藤がゴールに迫れば、香川も負けじとゴール前に顔を出す。62分、エリア右横のマティアス・ギンターが中央へパスを送ると、エリア内に走りこんだ香川がワントラップからシュート。しかし、ここはわずかに枠の左へ外れてしまった。
すると82分、マインツは再びミスから失点を献上する。ダニエル・ブロジンスキのバックパスをオーバメヤンがカットし、GKと一対一になる。オーバメヤンはフリーで走り込んだムヒタリアンへパスを送り、ムヒタリアンがきっちりと決めて追加点を奪った。
リードを広げられたマインツは83分に武藤を下げてフローリアン・ニーダーレヒナーを投入。ドルトムントは84分、香川を下げてゴンサロ・カストロを投入した。このままドルトムントが2点のリードを守りきり、4試合ぶりの勝利を手にした。一方、マインツはホームで今シーズン5敗目を喫してしまった。なお、武藤は83分まで出場。香川は84分まで出場している。
次節、マインツはブレーメンと、ドルトムントはアウクスブルクとそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
18分 0-1 マルコ・ロイス(ドルトムント)
82分 0-2 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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