ゴールを祝うハノーファーの選手(右)と抗議するケルンの選手(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第9節が18日に行われ、FW大迫勇也、MF長澤和輝が所属するケルンと、日本代表MF清武弘嗣、DF酒井宏樹が所属するハノーファーが対戦した。
暫定6位と好調のケルンは大迫がトップ下で先発出場。長澤はベンチ外となった。一方、前節ようやく今シーズン初勝利を挙げたハノーファーは清武がトップ下でスタメンに名を連ね、負傷明けの酒井はベンチ入りを果たしている。
試合が動いたのは38分。右CKを得たハノーファーはキッカーの清武がクロスを供給すると、GKが弾いてこぼれたところにレオン・アンドレアセンが詰める。アンドレアセンはボールを手で押し込んだように見えたが主審はゴールを認め、ハノーファーが先制に成功した。
ボールを支配し主導権を握っていたケルンだが決定機を作ることはできず、逆にセットプレーから失点を喫し、前半はハノーファーの1点リードで折り返す。
ハノーファーはハーフタイムにオリヴァー・ゾルクを下げて酒井を投入した。
同点を目指すケルンは65分、左サイドのレオナルド・ビッテンコートがクロスを上げると、ファーサイドでアントニー・モデストが合わせるも、ヘディングシュートはGKに阻まれた。さらに67分、ゴール前で大迫が倒されて得たFKをミロシュ・ヨイッチが直接狙ったが、ここもロン・ロベルト・ツィラーが弾き出した。ケルンは75分、大迫を下げてフィリップ・ホジナーをピッチへ送り出す。
86分、パワープレーを仕掛けるケルンは右からのクロスにモデストが頭で合わせたが、GKツィラーのファインセーブに阻まれゴールを割ることができず、結局試合はこのまま終了。“疑惑のゴール”を守り切ったハノーファーが1-0でケルンを破り、2連勝を飾った。なお、大迫は75分までプレーし、清武はフル出場。酒井は後半開始から試合終了までプレーした。
次節、ケルンは24日に敵地でバイエルンと、ハノーファーは同日にホームで日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと対戦する。
【得点者】
0-1 38分 レオン・アンドレアセン(ハノーファー)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト