ガバラ戦にフル出場した香川真司 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節が22日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するグループC首位のドルトムントは、同組最下位のガバラ(アゼルバイジャン)と対戦した。試合はガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがハットトリックを決め、ドルトムントが3-1で快勝。グループ首位を守っている。
フル出場した香川は38分にチーム2点目のアシストを記録したが、地元紙の採点は「3.5」や「4」となり、評価は伸びなかった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
『Ruhr Nachrichten』紙は「3.5」をつけ、「序盤は香川が低い位置に下がった時でも後をつけてくる監視役の荒い息づかいを感じていた」と、早い時間帯は執拗なマークによって自由な動きを奪われたと分析。その中でも、「彼にとって前半の最大の見せ場は、オーバメヤンとパーフェクトなワンツーでチーム2点目を導いたプレーだった」と、アシストを決めたパスには評価を与えている。
一方、『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』紙は、「4」と低い評価。寸評では、「どちらかと言えば、目立つところのない出来だった。せっせと動き、ボールに触ることも多かったが、決定的な仕事は思いつかない」と、この試合で香川が大きな仕事はしていないとの見方を示した。
さらに、「2点目は突破口のようにも見えたが、オーバメヤンにボールを渡したのはガバラの選手だった」と続け、せっかくのアシストも“棚ぼた”扱いになったことで、プラス評価につながらなかったことが分かる。
両紙とも、オーバメヤンにチーム単独最高点を与え、『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は「1」の最高評価、『Ruhr Nachrichten』の方は「1.5」となった。
ドルトムントは、25日に行われるブンデスリーガ第10節でアウクスブルクと対戦。ELの次節は11月5日に行われ、ガバラをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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