試合終了後、ピッチに避難した観客 [写真]=Getty Images
13日、フランス・パリ中心部のバタクラン劇場付近などで、複数の銃撃、爆発が起こるテロが発生した。フランス紙『レキップ』など複数メディアによると、イスラム過激派による自爆テロだと報じられている。
同日に国際親善試合のフランス代表対ドイツ代表戦が行われる競技場、スタット・ド・フランス付近でも銃乱射事件が起き、また試合前にはドイツ代表が宿泊するホテルに爆破予告が届いたが、試合は予定通りに開催された。
試合はフランスが前半アディショナルタイムにアントニー・マルシャルの個人技からオリヴィエ・ジルーのゴールで先制点を奪取。さらに86分にアンドレ・ピエール・ジニャックがヘディングを叩き込み、2-0で勝利を収めている。
無事に試合終了のホイッスルを迎えたものの、ゲーム中に巨大な破裂音が聞こえるなどスタジアム内は緊張に包まれた。観客に訪れていた人々は試合後、ピッチ上に避難して状況を見守った後、帰宅を許可されている。なお、この試合にはフランスのフランソワ・オランド大統領が観戦に訪れていたが、事件を受け即刻観戦を中止。内務省に向かい対応にあたった。
報道では、劇場付近のテロによる死者は約100人、スタジアム周辺の銃撃でも複数の死傷者が出たと伝えられている。
By サッカーキング編集部
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