マインツ戦にフル出場した大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第13節が21日に行われ、FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンと、日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツが対戦した。
インターナショナル・マッチ・ウィークが明け、再開を迎えたブンデスリーガ。前節レヴァークーゼンとの“ライン・ダービー”を制し7位に浮上したケルンは連勝を目指す。大迫は右サイドで3試合連続のスタメン、長澤はベンチ外となった。対する10位マインツも連勝をかけて敵地に乗り込む。代表帰りの武藤はワントップで12試合連続となる先発出場を果たし、大迫との日本人対決が実現。ハットトリックを達成した第11節以来となる2戦ぶりのゴールに期待がかかる。
最初のチャンスはホームのケルン。7分、高い位置で相手ボールを奪うと、浮き玉のスルーパスに抜け出したフィリップ・ホジナーがゴール正面から右足のハーフボレーで狙ったが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。11分には左サイドからのクロスをニアサイドで受けたレオナルド・ビッテンコートがワントラップから振り向きざまに左足でシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。
対するマインツは26分、左サイドから攻撃を仕掛け、最後はエリア手前からユヌス・マッリがミドルシュートを狙ったが惜しくもゴール左に逸れた。さらに31分には左からのCKにゴール前の武藤が頭で合わせたが、クロスバーの上に外れてしまった。
ケルンは40分、前線でボールを持った大迫が絶妙なタイミングでエリア内右にスルーパスを送ると、抜け出したケヴィン・フォクトが右足ダイレクトで狙ったが、GKのセーブに阻まれた。試合はこのまま0-0で前半を折り返す。
後半開始早々の48分、ケルンは相手のクリアボールを奪った大迫が胸トラップから前線に浮き玉のスルーパスを供給。これをエリア内右で受けたアントニー・モデストがやや角度のないところから放ったシュートは右ポストに弾かれ、先制点とはならなかった。
攻撃の形が作れないマインツは68分、武藤に代えてジョン・コルドバを投入した。しかし交代後もなかなか相手ゴールに迫ることはできず、試合は終盤に差し掛かる。
80分、敵陣に押し込んだケルンはエリア内でこぼれたボールに反応した大迫が右足でゴールを狙ったがDFにブロックされてしまう。終始押し気味にゲームを進めたホームのケルンだったが、結局最後までゴールを割ることはできず、試合はスコアレスドローに終わった。なお、武藤は68分までプレー、大迫はフル出場している。
次節、ケルンは27日に敵地でダルムシュタットと、マインツは28日にホームで日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと対戦する。
By サッカーキング編集部
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