PAOK戦に先発出場したドルトムントMF香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは10日、ヨーロッパリーグ・グループステージ第6節でPAOK(ギリシャ)とホームで対戦し、0-1で敗れた。
ドルトムントは、すでにグループステージ突破を決めているが、前節のFCクラスノダール(ロシア)戦に続く敗戦となり、グループ2位で決勝トーナメントに進むことになった。
香川は、ベンチスタートとなった5日のブンデスリーガ第15節ヴォルフスブルク戦では、後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越し弾を決めたばかり。PAOK戦では先発に復帰して66分までプレーしたが、地元紙の採点は、他のチームメート同様に低いものとなった。
ドイツ紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は先発出場選手のうち、ドイツ代表DFマッツ・フンメルスのみに「2.5」の合格点を与えただけで、香川はフンメルスに次ぐ点数とはいえ、「4」がついた。(最高点1、最低点6)
寸評では、「ドルトムントが脅威を与えることがあれば、そのほとんどにこの小さな日本人が絡んでいた。早い時間帯にポスト直撃のシュートがあり、22分に(アドナン)ヤヌザイ、23分に(マルコ)ロイスへのいいパスがあった。52分のヘディングは相手GKが辛うじてセーブ」と、ドルトムントの攻撃で中心となっていた動きを評価。だが、「彼もまた、長い時間にわたる休憩を取ってしまった」と、働かなかったことを指摘する辛辣な一言をつけられた。
『Ruhr Nachrichten』紙はアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの「3」がチーム単独最高点で、香川は「4」。「この試合で最初にザワついたのが、彼のポスト直撃のシュートだった(10分)。その後は、香川のもとも含め静けさが続いた。52分のへディングシュートを除けば、相手にプレッシャーをかけることはできなかった」と、見せ場に乏しいパフォーマンスを指摘した。
By サッカーキング編集部
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