ドルトムント戦にフル出場したMF長谷部(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
13日に行われたブンデスリーガ第16節で、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは同代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦し、1-4と逆転負けを喫した。この試合にフル出場を果たした長谷部が試合後の取材に応じている。
試合はフランクフルトが先制に成功するも、すぐさま追いつかれ、44分にはMFズロボダン・メドイェヴィッチが2枚目のイエローカードを提示されて退場。その後流れを失ったことについて、長谷部は「一人少なくなったのは非常に厳しい戦いになった要因ではあると思います。でも、11対11の中でも危ない場面はたくさんあったし、先制点を取るまでは良かったかもしれないですけど、いつかはやられるのかなっていう雰囲気はありましたね。そういう意味で言えば、試合を通して非常に難しかったです」と、退場の影響を認めながらも、試合全体を通して厳しかったと明かした。
ドルトムント相手の戦い方について、「守備的に戦って前に出てきたところをカウンター」という狙いがあったと話した長谷部。なかなか狙い通りに試合を進められなかった要因について、「ドルトムントは次から次に裏に走ってくるんで、それをしっかり付ききれなかったというのは1つあると思いますね。1点目も2点目も走られた選手にやられているんで、その走られた選手にしっかり付くっていうのはできていなかったと思います」と分析した。
この敗戦でリーグ戦4連敗、6試合勝ちなしとなったフランクフルト。苦しいチーム状況については、「ケガ人とか出場停止とかでメンバーも全然揃わない中で、非常に苦しいというか、なかなか上手くいかないっていうのはあります。でも、そこは何かのきっかけで変えていかなきゃいけないと思うし、次の試合は年内最後の試合なので、良いプレーをして、絶対勝ち点3を取らないといけないと思います」と話し、年内最後の試合となる19日のホームでのブレーメン戦に目を向けた。
最後に、43分から途中出場した香川について、「2点目は彼にやられましたね。もちろん彼はリズムとかも持ってますしやりにくかったです。自分たちが1人少なくなってなかなか中盤で激しく行けなかったことも敗戦の要因だと思います」と、決勝点となったドルトムントの2点目をアシストした香川のプレーを褒めた。
By サッカーキング編集部
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