ハノーファーの加入会見に臨んだ山口 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF酒井宏樹と同MF清武弘嗣の所属するハノーファーへ移籍した同MF山口蛍が4日、加入会見に臨んだ。ハノーファーがYouTubeのクラブ公式チャンネルで会見の様子を公開した。
会見の席に着いた山口は、「こんにちは。山口蛍です。セレッソ大阪から来ました。あけましておめでとうございます」とドイツ語で挨拶。かつてC大阪でともにプレーし、新天地でまたもチームメイトとなった清武について問われ、「セレッソでやってたけれど、ほとんど一緒にプレーできなかったので、またプレーしたいという思いが1番強かったです」とコメントした。
「プレーヤーとしてすべての面でレベルアップしたい」と決意を表明。一方、会見前に行われた練習を振り返り、「最初からこんなにやるんだなという印象です」と驚きを示した。自身の目標とする選手を聞かれると、バイエルンのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルを挙げて「ボランチとしては、守備も攻撃も両方できて、点の取れるボランチになりたいと思います」と明かしている。
自身初の移籍を決断した理由は「去年のワールドカップに出て、個人の能力が足りないということを凄く感じたので、その時から移籍したいと思いました」と述べた。また、ハノーファーの印象については「昨日来たら雪が降っていた。大阪では降らないので、凄く寒いです」と寒さに困惑するも、「街は凄く好きですし、チームメイトも優しくしてくれるので、気に入っています」と満足感を口にした。
ハノーファーは現在、ブンデスリーガ前半戦を終えて4勝2分け11敗。勝ち点はわずか「14」で降格圏の17位に沈んでおり、年末にはミヒャエル・フロンツェク前監督の辞任とトーマス・シャーフ監督の就任を発表していた。山口は、「自分も戦う気持ちを出すプレーヤーだというところをチームに見せていきたいし、そういう気持ちで引っ張っていきたい」と意気込みを語っている。
23日に行われるブンデスリーガ第18節で、ハノーファーはダルムシュタットと対戦する。
By サッカーキング編集部
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