ビデオ判定についてコメントしたルンメニゲ社長 [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ社長が、来シーズンからブンデスリーガで試験的に導入される予定のビデオ判定について新たな提案をした。1日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。
ビデオ判定導入については今もなお、賛成派と反対派の意見がわかれている。後者は主に「不可解なジャッジがあるたびにビデオ判定となってしまっては、試合が円滑に行われなくなってしまう」と主張している。
同紙によると、ルンメニゲ社長はバイエルンのクラブ広報誌の中で、「両チームが前半と後半に2度ずつビデオ判定を要求できるようにすればどうだろうか」と話し、野球のアメリカ・メジャーリーグで導入されているチャレンジ制度(審判の判定に異議がある場合、6回までに1度、7回から試合終了までに2度、ビデオ判定を要求する権利が与えられている制度)と同様の措置を取るべきだと提案したという。
ルンメニゲ社長の提案を採用した場合、1試合に最大で8回の中断が起こることになる。同社長は「現在のサッカーは、(ロスタイムを含めて)1試合だいたい94分くらいだ。ビデオ判定が8回あったとしても、たぶん100分くらいだろう。サッカーの根底を揺るがす事態とはならないはずだ。逆に試合はよりフェアになっていくだろうからね」と、大きな問題になることはないと予想している。
By サッカーキング編集部
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