ヘルタ戦にフル出場した清武弘嗣(左)。1アシストを記録 [写真]=Bongarts/Getty Images
7日に行われたブンデスリーガ第29節で、日本代表MF原口元気の所属する3位ヘルタ・ベルリンが、同MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍の3選手が所属する最下位ハノーファーと対戦し、2-2の引き分けに終わった。原口、清武、酒井の3人はフル出場、山口はベンチ外だった。
ハノーファーは、5連敗となった前節終了後にトーマス・シャーフ監督を解任。U-19からダニエル・シュテンデル監督が昇格して迎えた初陣で連敗をストップ。残留プレーオフ出場の16位とは勝ち点10差と非常に厳しい状況だが、勝ち点1をもぎ取り残留にかすかな望みをつないだ。
この試合で清武が1点を追う18分にFWアルトゥル・ゾビエフのゴールをアシスト。
地元紙『Hannoversche Allgemeine Zeitung』の試合後採点では「3」の平均的な点数となったが「ボールを持つと力強いアクションを起こした」と、攻撃での存在感を評価した。(最高1点、最低6点)
一方、3位につけるものの、前節ボルシアMGに0-5の大敗を喫していたヘルタ・ベルリンは2試合白星なしとなった。原口は、地元紙『Berliner Zeitung』の寸評で「日本人プレーヤーの代名詞でもある勤勉さが見られなかった」と、持ち味が発揮できなかったことを指摘されている。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
『Hannoversche Allgemeine Zeitung』
採点:「3」
寸評:ボールを持つと力強いアクションを見せた。しかしながら競り合いでは非常に消極的だった。同点ゴールのアシストは見事だった。
『Hannoversche Allgemeine Zeitung』
採点:「3」
寸評:先制されたシーンでは、マルヴィン・プラッテンハルトのクロスを阻止できなかったが、それ以外は堅実だった。攻撃参加も多く、とりわけマヌエル・シュミーデバッハ、清武とのコンビネーションは上手くいっていた。
『Berliner Zeitung』
寸評:この試合では日本人プレーヤーの代名詞でもある勤勉さが出ていなかった。シュートの精度が低く、ドリブルも突破力が足りなかった。
By サッカーキング編集部
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