マインツ戦に出場したケルンFW大迫勇也(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第30節が15日から17日にかけて行われ、FW大迫勇也所属のケルンは、17日の試合でFW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦した。
残り30分を切った時点で2点のビハインドを背負っていたケルンだったが、ドイツ人MFマルセル・リッセ、セルビア代表MFミロシュ・ヨイッチ、フランス人FWアントニー・モデストが立て続けにゴールを挙げ、3-2の逆転勝利を飾った。
大迫は2点を追う60分から出場すると攻撃の起点となり、チームの逆転に大きく貢献した。一方、負傷により戦線離脱中の武藤はベンチ入りメンバーから外れた。
ケルン地元紙『Koelner Stadt-Anzeiger』は、「ヨイッチと大迫が結果を残し、モデストが輝く」とのタイトルで試合後の採点と寸評を掲載。寸評では「60分に投入されると、ケルンの攻撃に息を吹き返させた」と大迫のパフォーマンスを称え、「2.5」の高い点数を与えた。(最高1点、最低6点)
『EXPRESS』紙も、採点こそ「3」の平均点となったが、「試合の流れを変えることに貢献」と、こちらも逆転劇の原動力となった大迫のパフォーマンスに高い評価を与えた。
日本代表MF長谷部誠の17位フランクフルトは、16日の試合で4位レヴァークーゼンに0-3で完敗。入れ替え戦出場となる16位ブレーメンとの勝ち点差は1から4に広がり、手痛い敗戦となった。
ボランチでフル出場した長谷部に対し、地元紙『Frankfurter Rundchau』は「4」に相当する「So lala(=まあまあ)」の低い採点をつけたが、寸評では「大きなアクションもなく目立たなかったが、働き蜂のごとく勤勉だった」と、ハードワークに合格点をつけた。
さらに、「彼には1ボランチの方が合っているようで、後半より前半の方が存在感はあった」と、今シーズンは複数のポジションをこなすことを強いられている長谷部にとって、本職こそ最も持ち味を出せるとの見方を示した。
By サッカーキング編集部
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