ヘルタ時代の細貝(左)とルフカイ監督(右)[写真]=City-Press via Getty Images
41年ぶりの2部降格が決まったシュトゥットガルトだが、地元紙『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』によると、ヨス・ルフカイ新監督が愛弟子であるMF細貝萌の獲得を希望しているようだ。ドイツ誌『kicker』日本語版が24日に伝えた。
主将の元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナー、元同代表MFケヴィン・グロスクロイツ、オーストラリア代表GKミチェル・ランゲラク、ドイツ人FWダニエル・ギンチェク、イタリア人DFフェデリコ・バルバら主力選手が残留の意思を表明しているシュトゥットガルト。その一方でベテランボランチのコートジボワール代表MFセレイ・ディエについては、移籍を希望しているとみられており、後釜として細貝に白羽の矢が立ったようだ。
29歳の細貝は、来シーズンまで契約を残すヘルタ・ベルリンから、現在トルコ1部のブルサスポルにレンタル移籍。契約には今月まで行使可能となる買い取りオプションが付随しており、まだその決断は下されていない。なお、シュトゥットガルトは、浦和レッズ時代の指揮官であるギド・ブッフバルト氏が名誉顧問を務めており、細貝には浦和復帰の噂も流れていた。
2011年に浦和からレヴァークーゼンへと移籍した細貝は、当時2部のアウグスブルクへとレンタル移籍。そこでルフカイ監督の下でプレーして1部昇格を果たし、翌年の1部残留にも主力として貢献した。そして2012年にはレヴァークーゼンに復帰したが思うように事が運ばず、2013年にルフカイ監督が再び1部昇格へと導いたヘルタ・ベルリンに移籍。ボランチとして主力を務め、1部残留を果たした。だが、ルフカイ監督が解任された昨シーズンは不振に陥り、昨夏にブルサスポルへとレンタル移籍している。
なお、同紙は獲得のシナリオとして、ヘルタがもう1年契約を延長しての再レンタル、もしくは移籍金75万〜100万ユーロ(9200万〜1億2000万円)での獲得の可能性を挙げており、ダブルボランチを好むルフカイ監督にとって、非常に意義のある補強になるとの見方を示した。
By kicker日本語版