オーバーハウゼンからオファーを提示されたイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン退団が決定し、去就が注目されているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ。移籍報道が過熱する中、ドイツ・ブンデスリーガ4部に所属するロートヴァイス・オーバーハウゼンが同選手に奇想天外な内容のオファーを提示した。同クラブが公式HPで発表した声明を、イギリス紙『デイリーメール』など複数メディアが報じている。
パリ・サンジェルマン退団が決まり、マンチェスター・U移籍が有力視されているイブラヒモヴィッチ。故郷のクラブであるマルメや、日本代表FW本田圭佑が所属するミランへの復帰も報じられ、移籍報道は日々過熱している。1日付のイギリス紙『インディペンデント』によれば、同選手は「移籍話の記事を書いて、俺を楽しませてくれ。誰が最も良い記事を書くのかを見たいからな」とメディアに対してメッセージを寄せるなど、騒動を楽しんですらいる。
そして今回、イブラヒモヴィッチを「楽しませる」ことができるかもしれない内容のオファーが発表された。ドイツ4部のロートヴァイス・オーバーハウゼンが提示した2年契約には、移籍加入の場合は本拠地オーバーハウゼン(人口約20万人)に“君主制を導入”し、イブラヒモヴィッチを“王”に据える旨が含まれている。具体的には、20年前に閉鎖されたプール施設を同選手が望む時にはいつでも開放して注水することや、有名な地ビールを同選手の名を冠したものへ変更すること、スタジアムの新スタンドをスウェーデン発祥の家具量販店「イケア」の製品で構築すること、などが盛り込まれた内容となっている。
イギリスメディア『BBC』の報道によれば、オーバーハウゼンのハゾ・ソマーズ会長は「彼が視野を広げたいのなら、ぜひ来ると良い。オーバーハウゼンのようなサッカーの街には、他にはないものがあるんだ」とコメント。同クラブはすでに背番号1と“king ibra”とマーキングされたユニフォームを用意し、公式HPに画像を掲載している。
https://twitter.com/RWO_offiziell/status/738383575477854208
パリ・サンジェルマンを退団する際、サポーターに向けて「“王”としてやってきて、レジェンドとして去る」と言葉を残したイブラヒモヴィッチ。今回のオファーは同選手の自尊心をくすぐる内容と言えるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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