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地元紙も称賛! ケルン3年目のFW大迫勇也、本職固定で真価発揮へ

2016.09.14

ヴォルフスブルク戦のパフォーマンスで評価を上げたケルンFW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ケルンの地元紙『エクスプレス』は、10日に行われたブンデスリーガ第2節のヴォルフスブルク戦でケルン所属のFW大迫勇也が相手守備陣を翻弄し、その力を発揮したと称賛した。ドイツ誌『kicker』日本語版が14日に伝えた。

 昨シーズンの大迫は、決定力不足から熱いケルンファンからの厳しい声を浴びて、ペーター・シュテーガー監督が敢えてホーム戦での起用を避けるという事態にまで発展。それでもシュテーガー監督やマネージャーのヨルグ・シュマッケ氏は、常に大迫のことを「素晴らしいサッカー選手だ」と擁護していた。

 だが一方でフランス人FWアントニー・モデストがチームトップの得点をマークする活躍を披露。そのため、「センターフォワード(CF)を本職としていることはわかっていた」というシュテーガー監督も、大迫を「どうしても起用するため」、結果的に様々ポジションで試行錯誤を繰り返す結果となっていた。

 しかし今シーズンのケルンは、開幕から4-4-2のシステムを採用しており、「今ははっきりとしている。彼はCFとしてプレーする」とシュテーガー監督は大迫のトップ起用を断言。DFBポカール1回戦でも2ゴールを挙げ、代表戦期間中のテストマッチでも連発する活躍を見せた。

 そしてラトヴィア代表FWアルチョムス・ルドニェフスの負傷により、ヴォルフスブルク戦で今シーズン初先発のチャンスを掴むと、大迫は「キープ力、スピード、視野の広さ、そして得点の脅威を試合を通じてみせていた」と『エクスプレス』紙が称賛する活躍を披露し、「ケルンのFW陣のなかで、全ての要素をもっとも兼ね備えた存在」とさえ評された。

 ただ、得点に関しては、この日はベルギー代表GKクーン・カステールスの好セーブでお預けとなってしまったが、このまま本職のCFでこの好調を維持し、定位置確保取りに向けて突き進んでいきたい。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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