大迫が同点ゴールを決めた [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第5節が25日に行われ、大迫勇也が所属するケルンとライプツィヒが対戦した。
今シーズンは開幕から好調を維持し、前節にはゴールも決めている大迫は、今節もしっかりとスタメン出場。そのほか、4試合で4ゴールを叩き出しているアントニー・モデストや、キャプテンのマティアス・レーマンらが試合開始からピッチに立つ。一方の昇格組ライプツィヒはここまで4試合負け無しと素晴らしいスタートを切った。今節はオリヴァー・バークやダヴィー・ゼルケなどがシーズン初スタメンを飾っている。無敗の両チームの対戦は、交通機関の混雑により15分遅れてのキックオフとなった。
開始4分、敵陣中央でボールを持った大迫が右足からのミドルシュートを狙う。枠を捕らえなかったものの、じょばんから積極性を見せる。ところが、その直後にライプツィヒが試合を動かした。5分、今シーズン加入したばかりで今日が初スタメンのバークが味方のスルーパスに反応してあっさり抜け出すと、エリア内で右足から繰り出されたシュートはDFフレデリク・ソーレンセンの足にあたって方向が変わり、GKティモ・ホルンの逆を突いて左下に決まった。
リードを奪われたケルンだが、大迫の一発で同点に追いつく。25分、エリア内左でゴールに背を向けた状態でボールを受けた大迫は、ターンでディフェンダーを交わしゴール前にドリブルすると、GKペーテル・グラーチの頭上を撃ち抜く強烈な左足シュートをネットに突き刺した。同選手の2試合連続となる素晴らしいゴールで、試合は振り出しに戻っている。
一気に逆転したいケルンは44分、マルセル・リッセがスピードのあるドリブルで単独突破すると、エリア内にクロスを上げる。中で待っていたモデストはオーバーヘッドを狙ったが、惜しくも空振りに終わってシュートチャンスを逃してしまった。前半はそのまま終了し、1−1の同点でハーフタイムを迎えた。
後半は両チームともになかなか決定機を作れない展開が続く。50分にケルンがカウンターからリッセがミドルシュートを放つが、ゴールの上に外れた。シュートチャンスを作れないライプツィヒがゼルケを下げてユスフ・ポウルセンをピッチに送り込むと、ケルンも72分に大迫がピッチを去り、アルチョムス・ルドニェフスが投入された。
80分ごろに差し掛かると、両チームにイージーなミスが目立つようになる。オープンな展開となり互いにカウンターを仕掛けるが決定的なチャンスが訪れない。スコアが動かない展開に苛立ち始めたのか、両チームの選手たちが口論になるシーンも見られた。
そのまま試合は終了し、1−1のドローに終わって両チームの無敗は継続された。ケルンは次節、10月1日にブンデスリーガ第6節でバイエルン、ライプツィヒは30日に日本代表FW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクと対戦する。
By サッカーキング編集部
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