2分け7敗でリーグ最下位に沈むハンブルガーSV [写真]=Getty Images
ドイツの名門、ハンブルガーSVが極度の不振に苦しんでおり、現在の7倍の努力をしなければクラブ史上初の降格の憂き目に遭うとのこと。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
日本代表DF酒井高徳も所属するハンブルガーSVは、ブンデスリーガ創設時の加盟16チームの中で、2部に降格したことが一度もない唯一のチーム。しかし今シーズンはここまでのリーグ戦9試合を終えて2分け7敗で勝ち点2の最下位。総得点もわずか2点と絶不調だ。
『ビルト』によれば、過去10年のデータを基に算出した残留に必要な勝ち点は「34.6」。ハンブルガーSVが次節ドルトムント戦から巻き返しを図ってこの勝ち点数に到達するには、1試合平均で「1.384」の勝ち点を取っていかなければならないとのこと。しかし現在の勝ち点獲得の割合は1試合平均「0.222」。現状より7倍のペースアップが求められる計算となる。
ちなみに現状のペースでシーズンを終えた場合、最終的に勝ち点は「7.5」にしか届かず、ブンデスリーガ史上最少の総勝ち点数となる。
前節、アウェーでケルンに0-3で敗れた後、元ドイツ代表GKレネ・アドラーは「僕らは残留争いの中にいる。まずこのことを受け入れないといけない」と危機感を口にした。守護神が言うように、シーズンの序盤とはいえ早急に立て直しを図らなければ、ブンデスリーガ加入後初の2部降格が現実のものになりかねない。そんな窮地にハンブルガーSVは立たされている。
(記事/Footmedia)
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