マインツに所属する武藤嘉紀(上)。今季はブンデス日本人最多の8ゴールを記録している [写真]=Bongarts/Getty Images
マインツのFW武藤嘉紀に移籍の噂が浮上。プレミアリーグのニューカッスルなどから打診を受けたマインツが、移籍金を2000万ユーロ(約26億円)に設定したと報じられ、さらに話題となっている。
武藤は、チームの残留が決まった5日のブンデスリーガ第33節ドルトムント戦後、移籍報道について「まだあと1試合あるので、なんとも言えないです。チームの雰囲気を悪くしたくないので、まだちょっと待っていてくださいとしか言えないかな」と明言を避けた。
移籍希望の発言をしたとの報道もあったが、「移籍したいなんて、この状況(残留争い)で言えないですよ。けど、(移籍の)タイミングはあります、ということを言ったら、なんか俺が移籍したみたいになった感じです」とドイツメディアに意図が正しく伝わっていなかったと説明した。
武藤は2015年夏にFC東京から移籍金約280万ユーロ(約3億6000万円)でマインツに加入。3年前の約7倍の移籍金が報じられ、本人もビックリの様子だった。「額が額なので…」と苦笑いを見せると、「もし……もうなにも言わないです」と口にしかけた言葉を飲み込んだ。チーム内でもすでに話題となっているようで、「みんなからめっちゃいじられますよ。今日も試合前にいじられました」と明かした。
By 湊昂大