ハンブルガーSVでキャプテンを務めている酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ残り1試合で降格圏内の17位に沈んでいるハンブルガーSV(HSV)。最終節での16位浮上を目指す中、キャプテンの日本代表DF酒井高徳がトレーニング場で粋な計らいを見せたようだ。ドイツ誌『Kicker』日本語版が9日に伝えている。
ハンブルガーSVは前節、フランクフルトに0-3と完敗。自動降格圏内の17位に沈んでいる。残りは1試合、12日の最終節ボルシアMG戦だ。16位ヴォルフスブルクとは2ポイント差。ハンブルガーSVが勝利を収め、ヴォルフスブルクが敗れた場合は逆転で16位に浮上する。2部3位との昇降格プレーオフに回ることとなり、残留の可能性を残すことができる。
まさに大一番となる最終節に向けて準備を進めているハンブルガーSV。今回の報道によると、8日に行われたトレーニングには多数の子どもたちが見学に訪れたという。休日ということもあって駆け付けた小さなファンたちに、キャプテンの酒井がとあるプレゼントを提案。練習後、チームから子どもたちへアイスクリームが振舞われた。
クリスチャン・ティッツ監督は「大勢の子どもたちをみて、選手たちが練習後にアイスをプレゼントするという考えが出たんだ。良いことだと思うよ」とコメント。トレーニングの印象についても「選手数名は週末の試合(フランクフルト戦)の影響が見られたが、今はボルシアMG戦に向けて100パーセント、集中できているよ」と好感触を得ている様子だった。
果たして、ハンブルガーSVはクラブ史上初の2部降格を回避することができるだろうか。
By kicker日本語版