VVSBが制覇を目指すKNVBカップ [写真]=Getty Images
オランダの国内カップ戦であるKNVBカップ準々決勝が3日に行われ、デン・ボスとVVSBが対戦した。
エールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)で14位のデン・ボスは、ホームにアマチュアクラブのVVSBを迎えた。試合はデン・ボスの2点リードで終盤に突入したが、試合残り時間10分を切ったところから劇的な展開を迎えた。
82分、CKからトミー・ベコージのヘディングシュートで1点を返すと、直後の83分にエリア外からのパス交換で抜け出したピート・ファン・デル・スロットが落ち着いてゴールに流し込み同点に追いつく。さらに87分に、左サイドから上がったクロスをデン・ボスのGKが痛恨のキャッチミス。これにゴール前へ詰めていたパラミが反応し、右足で押し込んだ。
わずか5分間で3得点を奪ったVVSBが3-2の逆転勝利を収め、準決勝進出を決めた。オランダメディア『NU』などによると、アマチュアクラブのベスト4進出は1975年以来41年ぶりのこととなるようだ。
同大会はVVSBの他に、フェイエノールトとAZがベスト4進出を果たした。残り一つの枠を巡って、PSVとユトレヒトが4日に対戦し、4チームが出揃った後、抽選で準決勝の対戦カードが決定することとなっている。VVSBの今後の戦いに注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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