アヤックスは13日、U-20オランダ代表MFアブデラク・ヌリの容体について最新情報を報告。同選手が「永久的かつ重度の脳損傷」を負っていることが判明したと発表した。
ヌリは8日に行われたブレーメンとの練習試合で心臓発作を起こし、救急搬送された。72分、相手選手との接触のない場面でピッチに倒れ込み、両チームの医療スタッフが治療にあたった後、救命ヘリコプターで病院へと運ばれた。
当時のアヤックスの発表では、ヌリは一度意識を回復させた後、治療のために人工的な昏睡状態に置かれた。容体は安定しているとのことで、容体についての続報が日々伝えられていた。
しかし今回の発表によると、ヌリは「永久的かつ重度の脳損傷」を負っていることが判明。集中治療室での診断により、多くの脳機能が働いておらず、回復の可能性もないという見込みが判明したという。試合中の心臓発作により、脳への酸素供給が不足したことが原因とみられている。同選手はアムステルダムの病院で今後も治療を受けると発表されている。
アヤックスのCEOを務めるエトヴィン・ファン・デル・サール氏は「最悪の知らせだ。彼の両親や兄弟、親戚と同じ感情を持っている。なんてことなんだ。言い表せない苦しみだ」とコメントしている。
ヌリは現在20歳で、アヤックスの下部組織出身。2016年10月にエールディヴィジでトップデビューを果たし、2016-17シーズンは公式戦15試合出場1ゴールを記録していた。
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— AFC Ajax (@AFCAjax) July 13, 2017
By サッカーキング編集部
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