就任半年での退団が決まったサンパウロのセニ監督 [写真]=LatinContent/Getty Images
ブラジル1部リーグのサンパウロは3日、ロジェリオ・セニ監督の退団を発表した。
セニ監督は1973年生まれの44歳。1992年から2015年までサンパウロでプレーし、GKながらFKやPKで得点を重ねた。キャリア通算ゴール数は「131」で、ギネス記録に認定されている。コパ・リベルタドーレスを3度制覇し、FIFAクラブ世界選手権 2005も制するなど、輝かしいキャリアを誇った。
2015年の現役引退後、今年からサンパウロの指揮を執っていたセニ監督。クラブのレジェンドが率いるチームは躍進を期待されたが、ブラジル全国選手権では第11節を終えて3勝2分け6敗の勝ち点「11」で17位に沈んでいる。2日の第11節でフラメンゴに0-2と敗れ、2部降格圏内に転落。ブラジルメディア『グローボ』は今回の発表を受けて「解任」と表現し、同監督の公式戦通算戦績が37試合で14勝13分け10敗であることを紹介している。
サンパウロはセニ監督の退団発表にあたり、「我々の歴史における、最も偉大なアイドルであり続ける一人であり、幸運を祈っている」と記している。
選手として栄光のキャリアをサンパウロで築き上げたセニ氏だが、指揮官としては不本意な結果を残すこととなった。
By サッカーキング編集部
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