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FK名手同士が握手、無回転先駆者ジュニーニョが伊代表ピルロを激励

2014.06.12

FKを蹴る、2006年CLレアル戦でのジュニーニョ(左)と2012年W杯予選でのピルロ [写真]=Getty Images

 無回転FKの先駆者として世界に名を轟かせた元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノが11日、同じくFKの名手として知られるユヴェントス所属のイタリア代表MFアンドレア・ピルロを激励に訪れた。ブラジルのスポーツ放送局『Globo』が伝えている。

 ペルナンブカーノは、ブラジル・ワールドカップを控えマンガラティバでトレーニングキャンプを行っているイタリア代表を訪問。ピルロと握手を交わし、それぞれがユニフォームをプレゼント交換した。

 そして、「ジュニーニョのFKからインスピレーションを得た」と語るピルロに対し、ジュニーニョは、「”天才”と会うことができて嬉しく思う」と互いを称えあうと、「恐らく自分はピルロよりも遠くから離れたFKに優れていたと思う。一方、ピルロは近くから放つFKに威力を発揮する。この時代で最も完成された選手だ。彼と顔を合わすことができたことは誇らしいことだ。私よりも素晴らしいキャリアを築いている」と続けた。

 さらに、リヨン時代に1年間共にプレーした経験を持つローマ所属のボスニア・ヘルツェゴビヴィナ代表MFミラレム・ピアニッチについても語り、「私がリヨンを去る時に加入してきた選手。後に私がつけていた8番を背負った。ミラレムとアンドレはそれぞれがとても異なる蹴り方をしている。2人ともだが、力強さ、気持ちの強さ、応用力を持つ。両者はトレーニングも、学ぶことも止めることはない。ピルロがミラレムよりも優れているがそれは経験によるもの。だが、ピルロのようなレベルにミラレムも到達することができるだろう」と分析している。

 イタリア代表は、ブラジル・ワールドカップでグループDに属しており、14日に初戦となるイングランド戦、20日にコスタリカ戦、24日にウルグアイ戦を行う。

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