W杯決勝進出を喜ぶドイツ代表メンバー [写真]=Getty Images
いよいよブラジル・ワールドカップの決勝が13日に行われる。ドイツ代表が勝利すればイタリア代表と並び4度目の優勝となるが、彼らが手にするのはタイトルや名誉、記録ばかりではない。
ドイツ紙『ビルト』によると、優勝のあかつきには23人の本大会選出メンバー全員に30万ユーロ(約4200万円)のボーナスが与えられるとのことで、これまで同国代表に3度あった“ご褒美”の中では過去最高の金額となる見込みだ。
もちろん、それにありつけるのは選手だけではない。ドイツサッカー連盟のヴォルフガング・ニーアスバッハ会長が「もちろん彼らにも喜んで支払うよ」と語るように、ヨアヒム・レーヴ監督やチームマネージャーのオリバー・ビアホフ氏をはじめとするスタッフ達にも賞与が支払われるそうだ。
しかし、“その程度”の金銭を代表選手やスタッフに渡そうとも、同連盟にとっては痛くもかゆくもないだろう。
アディダス社や、メルセデス・ベンツ社など多数の大手企業からバックアップを受けているドイツサッカー連盟は、年間で約6000万ユーロ(約84億円)のスポンサー料と、約4000万ユーロ(約56億円)のTV放映権とチケット収入を得ている。
そして今大会ドイツ代表が決勝に到達したことで、既に同連盟はFIFAからの賞金1835万ユーロ(約26億円)を確定させているが、優勝すればこれが2575万ユーロ(約36億円)にまで跳ね上がるという。
ドイツサッカー連盟の笑いは止まらないのではなかろうか。