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カタールW杯で25時キックオフの試合も…深夜開催案が浮上か

2014.10.23

カタールの首都ドーハにあるアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム [写真]=Getty Images

 2022年に予定されているカタール・ワールドカップでは、40度を超える酷暑の中でのプレーが議論を呼び、開催が危ぶまれている。そこで、このカタール・ワールドカップで“深夜開催”という驚きのプランが浮上しているようだ。イギリスメディア『BBC』が報じた。

 『BBC』は21日、チリサッカー連盟の会長を務めていたハロルド・マイネニコルス氏のコメントを掲載。2018年と2022年のワールドカップ開催地決定に関する視察団の団長を務めていた同氏は、インタビューで以下のように話している。

「たとえば、最初の試合を午後7時に行い、2つ目を午後10時、そして最後の試合を午前1時に開催すればいいだろう」

「(開催時間を遅らせれば)全てが変わるだろう。特にヨーロッパにとっては2時間遅れの時差となる。これはテレビ放映の助けになるはずだ」

「5月から6月は夜であってもとても暑い。しかし、太陽がないことは大きな助けになる。もちろん、日中に眠って、夜の間にプレーするのは簡単なことではない。しかし、このような考えもあるということだ。さらに調査を進めていく必要があるがね」

「これまで5月にカタールで試合を行ったことはなかった。もし知りたいのであれば、ユースの大会でも開いてみれば状況がわかるだろう。それほど5月の開催は難しい。もし、この案で解決できないのであれば、我々は別の案を探さなければならない」

 カタール・ワールドカップに関しては、FIFA国際サッカー連盟)のジョゼップ・ブラッター会長が以前から冬季開催などの可能性を示唆。しかし、各国のリーグ戦だけでなく、冬季オリンピックなどと時期が重なることが指摘されている。

 なお、マイネニコルス氏は、来年5月に行われるFIFAの次期会長選に出馬すると予想されており、5期目の再選を狙うブラッター会長の対抗馬の1人と目されている。

(記事/超ワールドサッカー)

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