決勝ゴールを挙げて喜ぶララーナ [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選グループF第1節が4日に行われ、スロヴァキア代表とイングランド代表が対戦した。
6月から7月にかけて開催されたユーロ2016でベスト16敗退に終わったイングランドは、同大会終了後にロイ・ホジソン前監督が辞任。“ビッグ・サム”の愛称で知られるサム・アラダイス氏が新指揮官に就任した。
新体制での初戦となるスロヴァキア戦では、地元メディアの予想どおりの先発メンバーが起用された。GKジョー・ハート(トリノ/イタリア)、最終ラインにはカイル・ウォーカー(トッテナム)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・C)、ガリー・ケーヒル(チェルシー)、ダニー・ローズ(トッテナム)が並ぶ。中盤はエリック・ダイアー(トッテナム)、ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)、アダム・ララーナ(リヴァプール)、ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)、ラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)。そして前線にハリー・ケイン(トッテナム)が入った。
![イングランドの先発メンバー [写真]=The FA via Getty Images](https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/09/GettyImages-599184140.jpg)
イングランドの先発メンバー [写真]=The FA via Getty Images
試合は拮抗した展開となった。イングランドがボールポゼッション率を高めるものの、なかなか決定機を作り出せない。スロヴァキアは37分にペナルティーエリア右側でのボール奪取からチャンスを作ったが、クロスはつながらず。イングランドは1分後、右サイド深くからのクロスに反応したスターリングが角度のないところから強烈なシュートを放ったものの、枠の左へ外れた。前半は0-0で終了した。
![キャプテンを務めたルーニー [写真]=The FA via Getty Images](https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/09/GettyImages-599185392.jpg)
キャプテンを務めたルーニー [写真]=The FA via Getty Images
後半に入ると、イングランドがさらに攻勢をかける展開となった。57分にスロヴァキアのマルティン・シュクルテルが2枚目のイエローカードで退場となり、イングランドが数的優位に。アラダイス監督はヘンダーソンに代えてデレ・アリを投入し、打開を図った。
75分、イングランドは波状攻撃を仕掛ける。ララーナの強烈なシュートは左ポストを直撃。さらにこぼれ球を拾ってシュートを放ったが、相手DFとGKのブロックに阻まれた。
試合は0-0のまま後半アディショナルタイムに突入。スコアレスドローが濃厚と思われたが、最後に劇的な展開が待っていた。90+5分、ララーナがペナルティーエリア左側でクロスのこぼれ球を拾うと、思い切りよく左足を振り抜く。強烈なシュートは相手GKに当たってゴールへ吸い込まれた。
イングランドが劇的な決勝ゴールで1-0と勝利。新体制での初戦を白星で飾った。イングランドの次節は10月8日、マルタをホームに迎える。敗れたスロヴァキアは同日、スロヴェニアとのアウェーゲームに臨む。
![笑顔でガッツポーズのアラダイス監督 [写真]=UEFA via Getty Images](https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/09/GettyImages-599190356.jpg)
笑顔でガッツポーズのアラダイス監督 [写真]=UEFA via Getty Images
By サッカーキング編集部
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