36年ぶりのW杯出場を決めているペルー代表 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシアの32カ国目の切符を勝ち取ったペルー代表がW杯出場権をはく奪される恐れがあるようだ。ペルーのスポーツ紙『リベロ』が伝えている。
ペルー代表は2018 FIFAワールドカップ ロシア・大陸間プレーオフでオセアニア予選を勝ち上がったニュージーランド代表に2戦合計2―0で勝利を収め、36年ぶりのW杯出場を決めていた。
しかし、この権利がはく奪される恐れがある模様。地元紙の『リベロ』によると、ペルー議会に提出された法案が国際サッカー連盟(FIFA)の規則に抵触する恐れがあるというのだ。
ペルーのパロマ・ノセダ国会議員はペルーサッカー連盟を国家の管轄下に置く法案を議会に提出した。しかし、FIFAは原則的にサッカーへの政治の介入を認めておらず、もし法案が可決されれば、ペルー代表はW杯への参加資格を失うとみられている。
FIFAの規則第7条によると、何らかの理由でW杯出場国が参加できなくなった場合、FIFAの組織委員会に新たに出場国を決める裁量が与えられる。この規則によれば、60年ぶりにW杯出場権を逃したイタリアやチリなどにも一筋の光明がさすことになるかもしれない。
一方で『リベロ』はウェブサイト上で「このような事態が起こる可能性は低い」と見解を示している。
「もちろん、私たちはこのような事態が実際に起こるとは信じていません。多くの国会議員がこの法案に反対するでしょうし、少なくともW杯が開催されるまで判断は見送られるでしょう。あくまで可能性の話にすぎません」
By サッカーキング編集部
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