GKスバシッチ(右)の活躍でクロアチアがベスト8進出 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア・決勝トーナメント1回戦が7月1日に行われ、クロアチア代表とデンマーク代表が対戦した。
クロアチアはグループDを3連勝で首位通過し5大会ぶりにベスト16進出となった。今試合は主将のルカ・モドリッチやイヴァン・ペリシッチが4戦連続の先発で、マリオ・マンジュキッチ、イヴァン・ラキティッチらもスタメンに復帰した。一方のデンマークはグループC2位で4大会ぶりのベスト16。カスパー・シュマイケル、アンドレアス・クリステンセン、クリスティアン・エリクセンらが先発メンバーに名を連ねた。
試合はデンマークが開始わずか58秒で先制点を奪う。右サイドからのロングスローを中央のトーマス・デラネイが収め、最後はマティアス・イェルゲンセンが強引にシュート。GKダニエル・スバシッチに左手で反応されたが、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。しかしクロアチアも4分、ペナルティエリア内右に抜け出したシメ・ヴルサリコが鋭いクロスを入れると、こぼれ球をマンジュキッチが押し込み、すぐさま試合を降り出しに戻した。
その後はクロアチアが優勢に試合を進めるが、1-1のまま90分を終え、この日2試合連続の延長戦に入った。最後の得点から100分以上ノーゴールが続いたが、クロアチアが最後に決定的なチャンスを迎える。114分、モドリッチの絶妙な縦のスルーパスでアンテ・レビッチが抜け出し、GKシュマイケルも抜き去るが、戻ったイェルゲンセンに倒されてPKを獲得。キッカーのモドリッチはゴール右下を狙ったが、完全に読んでいたシュマイケルにキャッチされ、またもスコアは動かず。
このまま120分も終了し、PK戦に突入。先攻のデンマークは5人目までに3人がGKスバシッチにセーブされた一方、後攻のクロアチアもGKシュマイケルに2人止められたが、モドリッチを含む3人が成功。クロアチアが3-2でPK戦を制し、20年ぶりのベスト8入りを決めた。クロアチアは7月7日にロシア代表と対戦する。
【スコア】
クロアチア代表 1-1(PK戦:3-2) デンマーク代表
【得点者】
0-1 1分 マティアス・イェルゲンセン(デンマーク)
1-1 4分 マリオ・マンジュキッチ(クロアチア)
【PK戦】
(上/先攻デンマーク、下/後攻クロアチア、◯=成功/●=失敗)
▼1人目
クリスティアン・エリクセン●
ミラン・バデリ●
▼2人目
シモン・ケアー◯
アンドレイ・クラマリッチ◯
▼3人目
ミカエル・クローン・デリ◯
ルカ・モドリッチ◯
▼4人目
ラセ・シェーネ●
ヨシプ・ピヴァリッチ●
▼5人目
ニコライ・ヨルゲンセン●
イヴァン・ラキティッチ◯
By サッカーキング編集部
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