競り合うイラン代表MFデジャガ(左)とナイジェリア代表DFヨボ [写真]=Getty Images
今大会13試合目で初の引き分け…イランとナイジェリアは痛み分け
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が16日に行われ、グループFではイラン代表とナイジェリア代表が対戦した。
イランはMFジャヴァド・ネクナムやMFアシュカン・デジャガらが先発。ナイジェリアはMFジョン・オビ・ミケルやFWヴィクター・モーゼスらがスタメンとなった。
試合は序盤からナイジェリアのペース。7分、左CKからゴール前の混戦で最後はアーメド・ムサが押し込んだが、直前にファールがあってノーゴールとなった。
両サイドからの攻撃を中心に優勢に試合を進めるナイジェリアだが、29分にゴッドフレイ・オボアボナが負傷でジョセフ・ヨボとの交代となる。31分、左サイドの浅い位置でナイジェリアがFKを獲得すると、ムサが意表をついて直接狙ったが、GKアリレザ・ハギギが防いだ。
イランは34分、右CKを得るとニアサイドで、レザ・ゴーチャンネジャドがヘディングで合わせたが、GKヴィンセント・エニェアマの好セーブに遭い、チャンスを逃す。イランは前半終盤、ナイジェリア陣内でプレーする場面も増えたが、0-0のまま、ハーフタイムを迎える。
後半に入り50分、イランはペナルティエリア内右でゴーチャンネジャドがボールを持つと、左足で狙ったが、枠の左へ外れた。ナイジェリアは52分、モーゼスを下げてショラ・アメオビが投入される。
ナイジェリアが最後の局面でのアイデアを欠くと、イランは堅守からの速攻を狙って、徐々に相手ゴールへ近づく。ナイジェリアは局面を打開するべく、69分にラモン・アゼーズに代え、ピーター・オデムウィンギがピッチに立つ。
78分にイランは最初の選手交代。デジャガを下げ、アリレザ・ジャハンバクシュが入る。しかし、互いに決め手を欠き、0-0のドローに終わった。引き分けは今大会13試合目にして初めてとなった。
21日に行われる第2節でイランはアルゼンチンと、ナイジェリアはボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。
【スコア】
イラン 0-0 ナイジェリア