ベルギーリーグ第4節が15日に行われ、ロイヤル・ムスクロン・ペルウェルツと日本代表GK川島永嗣、FW小野裕二所属のスタンダール・リエージュが対戦。川島は先発出場、小野はベンチ外だった。
前節、今シーズンのリーグ戦初黒星を喫したスタンダールは、13分に先制する。後方からのフィードに反応したイゴール・デ・カマルゴが、ペナルティーエリア左外から思いきって左足を振り抜いた。バウンドにうまく合わせたボレーシュートが、ゴール右隅に吸い込まれた。
芸術的な得点で先制したスタンダールだが、19分に失点。ムスクロン・ペルウェルツが左サイドを突破し、最後は折り返しにアブドゥライ・ディアビーが合わせてゴールネットを揺らした。さらに23分には、アニス・バドリがペナルティーエリア手前からミドルシュート。グラウンダーのボールがゴール左隅に決まり、ムスクロン・ペルウェルツが逆転した。33分にもディアビーが得点を挙げ、スコアは1-3となった。
先制しながらも2点ビハインドを負ったスタンダールは、43分にトニー・ワットが2点目を挙げる。ペナルティーエリア手前でこぼれ球に反応すると、右足ボレーシュート。ボールは相手GKの頭上を越え、鮮やかにゴールネットを揺らした。前半は2-3で終了した。
1点差に迫って後半を迎え、スタンダールは同点弾を狙う。しかし、次の1点はムスクロン・ペルウェルツが記録した。66分、右CKからベンジャミン・ドゥラクールが打点の高いヘディングシュートを突き刺し、リードを2点に広げた。終了間際にも、ディアビーがハットトリックとなるゴールを決めた。
試合は2-5で終了。川島はフル出場を果たしたものの、5失点を喫した。今シーズン、1部に昇格したムスクロン・ペルウェルツを相手に、スタンダールが大敗。2連敗となった。
【スコア】
ロイヤル・ムスクロン・ペルウェルツ 5-2 スタンダール・リエージュ
【得点者】
0-1 13分 デ・カマルゴ(スタンダール)
1-1 19分 ディアビー(ムスクロン・ペルウェルツ)
2-1 23分 バドリ(ムスクロン・ペルウェルツ)
3-1 33分 ディアビー(ムスクロン・ペルウェルツ)
3-2 43分 ワット(スタンダール)
4-2 66分 ドゥラクール(ムスクロン・ペルウェルツ)
5-2 86分 ディアビー(ムスクロン・ペルウェルツ)