ACL決勝進出を果たしたW・シドニーのサポーター [写真]=Getty Images
アジア・サッカー連盟(AFC)が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝ファーストレグの開催地にウェスタン・シドニー・ワンダラーズのホームグラウンドであるパラマタ・スタジアムを使用することを認めたことがわかった。オーストラリアメディア『SBS』など複数メディアが7日に伝えている。
先日、複数のオーストラリアメディアは、ACL決勝ファーストレグを開催するに際し、AFCがウェスタン・シドニー・ワンダラーズに対して、3万2000名以上を収容できるスタジアムでの開催を要求したと伝えていた。そのため、収容人数が2万2000人であるホームスタジアムのパラマタ・スタジアムではなく、8万3500人を収容できるスタジアム・オーストラリアや4万5500人を収容可能なシドニー・フットボール・スタジアムが候補に挙がっていた。
しかし、W・シドニー側は、両スタジアムがサポーターの拠点から遠いことを懸念し、パラマタ・スタジアムでの開催を改めて主張。そして今回、AFC側がW・シドニーに対してホームスタジアムでの開催を認めたという。同クラブのジョン・タサティマス会長は次のように喜びを語った。
「ACL決勝という素晴らしい舞台を迎えるために、選手たちやコーチ陣、なによりサポーターの力が大きかった」
「今回の決定で、我々は本物のホームアドバンテージを得ることができる。アル・ヒラルとの一戦は、立ち見客でいっぱいになるだろう。アジアで最も大きな大会の決勝に進出できるのは驚くべきことだ。ホームでの試合では、満員の観客から大きな声援を受けることになるはずだ」
「より大きな会場で試合を開催することで、より多くの観客を集めることができるかもしれない。しかし、ACL獲得という大きな目標のためには、ホームのサポーターからの強い後押しが必要なのだ」
アル・ヒラルとACL決勝で対戦するW・シドニーは、10月25日にホームでファーストレグ、11月1日にアウェーでセカンドレグを迎える。
(記事/超ワールドサッカー)