フィンランドのクラブとの契約合意が発表されたアドゥー [写真]=Getty Images
フィンランド・ヴェイッカウスリーガのクオピオン・パロセウラ(KuPS)は28日、元アメリカ代表MFフレディ・アドゥーとの契約に合意したことを発表した。アドゥーはメディカルチェックを受けた後、正式契約に臨む。
昨年12月から所属クラブが無かったアドゥーは、2015年に入ってから北欧で新天地探しを続けていた。2月末には、スウェーデンの複数クラブと接触したことが伝えられていたが、最終的にはフィンランドに落ち着くことになりそうだ。
2004年、当時14歳にしてアメリカのMLS(メジャー・リーグ・サッカー)でプロデビューを果たしたアドゥーは、「ペレの再来」や「神童」と評され、世界中から注目を集めた。
その後、17歳でポルトガルの強豪ベンフィカに移籍し、そのまま順調にステップを踏むことを期待されていたが、その後は7クラブを転々とすることになる。昨年12月には当時所属していたヤゴディナ(セルビア1部)との契約を打ち切られ、無所属になってしまう。
サッカー選手としての職を失ったアドゥーは、母国アメリカに戻り地元ワシントンDCにあるナイトクラブでイベントを主催した報じられ、「サッカー界の元神童が、現在はナイトクラブのプロモーターに成り下がった」と伝えられていた。その後、アドゥーは自身の公式ツイッターで「僕はナイトクラブのオーナーじゃない。まだ(サッカー人生に)ピリオドを置いていない。100パーセントサッカーに集中しているんだ」と噂を否定し、現役続行の意志を表明していた。
なお、国内リーグであるヴェイッカウスリーガの2015シーズンは、4月12日に開幕を迎える。