相次ぐ中国移籍…広州恒大がブラジル代表MFパウリーニョを19億円で獲得

　中国スーパーリーグの広州恒大は29日、トッテナムに所属するブラジル代表MFパウリーニョを獲得したと発表した。

　広州恒大は移籍金1400万ユーロ（約19億円）の4年契約を締結し、今シーズンは背番号「48」を着用するとしている。7月2日に合流予定。

　現在26歳のパウリーニョはコリンチャンスで活躍後、2013年夏の移籍市場でトッテナムに加入。リーグ戦30試合に出場し、6得点を挙げ、2014年のブラジル・ワールドカップでは現・広州恒大指揮官であるルイス・フェリペ・スコラーリ監督のもと、母国開催の同国代表の主力の一員として戦った。今シーズンはリーグ戦15試合出場で無得点。先発出場は3試合のみと機会を減らしていた。

　広州恒大は現在、エウケソンやリカルド・グラールといった強力なブラジル人選手が在籍。リーグ戦では現在3位で、アジアチャンピオンズリーグではベスト8に進出。柏レイソルと対戦することが決まっている。

　中国スーパーリーグでは、山東魯能が1月にブラジル代表FWジエゴ・タルデッリを獲得。上海申花は2月にオーストラリア代表FWティム・ケーヒルを獲得すると、6月にはマリ代表MFモハメド・シソッコとセネガル代表FWデンバ・バ相次いでチームに迎え入れるなど、大物選手の加入が続いている。