UEFAの会長を務めるプラティニ氏 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
UEFA(欧州サッカー連盟)の会長を務めるミシェル・プラティニ氏が、19日付のフランス紙『Le Monde』によるインタビューに応え、FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長から個人的に金銭を受け取ったことを認めた。
プラティニ氏は、ブラッター会長から200万スイスフラン(約2億5000万円)の賄賂を受け取った疑いがかけられている。ブラッター会長の弁護士は「アドバイザーを務めた正当な報酬で、FIFA内で会計処理を済ませている」と否定していた。
一方プラティニ氏は「個人のやり取りだった。泥を塗るような恥ずべき行動だったと思う」と公式的な報酬ではなかったことを告白。「最初は事務局長をやらないかと誘われたが、興味がなかった。フランス・ワールドカップの準備があったからね。その時にブラッターがアドバイザーに誘ってきて、私は合意した。『いくら欲しい?』と聞かれ、『100万』と答えると『100万の何?』と確認されたので『ルーブル、ポンド、ドル、なんでもいい』と言った。当時はユーロがなかったからね。そして『それじゃあ、1年あたり100万スイスフラン払おう』と伝えられた」と経緯を語った。
しかし、「私は、FIFAをフットボール界の家のような存在に戻すことができる唯一の人間だ」と、来年2月に予定されているFIFA会長選への立候補は取り下げない意向を示している。
By サッカーキング編集部
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