FIFA会長のブラッター氏 [写真]=Getty Images
汚職事件により90日間の職務停止処分を受けているFIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長が入院していることが明らかになった。11日、イギリスメディア『BBC』が報じている。
ブラッター会長は2005年にCFU(カリブ海サッカー連合)と放映権に関する契約を結んだ件に関して、背任の容疑がかけられている。また、UEFA(欧州サッカー連盟)会長のミシェル・プラティニ会長に対し200万スイスフラン(約2億5000万円)の賄賂を支払ったとして、贈賄の容疑によりスイス検察から事情聴取を受けた。
これを受けて、FIFAの倫理委員会は10月8日、ブラッター会長に対し90日間の職務停止処分を科すことを発表していた。期間中はあらゆるサッカー関連の活動が禁止されている。
同メディアによると、現在79歳のブラッター会長は神経衰弱が原因で6日から入院しており、17日まで入院する予定だという。担当の医者は完全に回復することが可能だと見込んでいる。また、同会長を担当するリチャード・カレン弁護士は「彼は元気で、すぐに家へ帰れると思う」とコメントした。
なお、6月にブラッター会長は辞意を表明しており、次期FIFA会長選が来年2月26日に行われる。
By サッカーキング編集部
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