蔚山現代でプレーする増田誓志(右) [写真]=Getty Images
韓国の蔚山現代に所属する元日本代表MF増田誓志が同クラブのインタビューに応えた。21日、公式HPが伝えている。
2015年シーズン終了後、1年間の新契約でクラブと合意した増田。その理由について問われると、「監督のスタイルや蔚山での生活など、たくさんの部分が自分のプレーにとっていい環境です。でも多くの方のサポートがあったにもかかわらず、それに報いることができていません。だから新契約を受け入れました」と明かした。
監督のスタイルを理由に挙げた増田だが、チームを率いる元サガン鳥栖指揮官のユン・ジョンファン監督も、同選手に信頼を寄せているようだ。中盤でのフィジカルの強さに加え、的確なパス能力を備えていると高く評価している。
昨シーズンの蔚山現代はKリーグで7位に終わった。増田は「良くなかったシーズン」と振り返り、「僕は自分のことを経験豊富な選手だと思いますけど、その経験をチームのために生かせていません」と反省を口にした。
その上で、新シーズンの目標を「優勝」と設定。「僕が蔚山に来てからまだ優勝がありません。チームが一歩上がって行くためには優勝が必要です。今年はファンが喜べる結果を出します」と抱負を語った。
現在30歳の増田は、鵬翔高校卒業後2004年に鹿島アントラーズに入団した。1年目から出場機会を得て、2007年から2009年までのリーグ3連覇にも貢献。2010年にモンテディオ山形へ期限付き移籍した後、翌2011年からは再び鹿島でプレーし、2013年に蔚山現代へ移籍した。2014年3月に大宮アルディージャへの期限付き移籍をするが、移籍期間満了に伴い1年で蔚山現代へ復帰している。日本代表として2012年に国際Aマッチ1試合の出場を果たしている。
By サッカーキング編集部
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