チェルシー、パトをレンタル移籍で獲得「ここでのプレーが待ちきれない」

　チェルシーは29日、コリンチャンスからブラジル人FWアレシャンドレ・パトがレンタル移籍で加入することを発表した。移籍期間は今シーズン終了までとなる。

　3年ぶりの欧州復帰を果たしたパトは「チェルシーと契約できてとても嬉しく思うし、夢のようなことだ。新しいチームメイトとの出会いを楽しみにしているし、ここでのプレーが待ちきれないね。チェルシーのサポートに感謝するよ。そしてこの信頼をクラブとファンに返せるよう願う」と喜びのコメントを残した。

　現在26歳のパトはインテルナシオナルの下部組織出身で、2006年11月に17歳でプロデビュー。同年のFIFAクラブワールドカップ2006でも活躍を見せ、2007年8月にミランへと移籍した。ミランではEU圏外選手の年齢制限（18歳未満は登録不可）が解けた2008年1月から公式戦に出場可能となり、セリエAデビュー戦のナポリ戦でいきなり初ゴールを記録。20試合で9得点を挙げる活躍を見せた。2008－09シーズンもリーグ戦36試合15得点の好成績を収め、セリエA年間最優秀若手選手賞を受賞した。

　翌シーズンも主力として活躍していたが、2010年の初頭から負傷を繰り返すようになり、出場機会を減らしていた。2013年1月にミランから1500万ユーロ（約20億円）の移籍金でコリンチャンスに加入したが、低調なパフォーマンスに終始。2014年2月にサンパウロへレンタル移籍すると、2015シーズンは61試合に出場して26得点を記録し、昨年12月にコリンチャンスに復帰していた。