オーストラリア女子代表が大量得点で2連勝を果たした [写真]=Getty Images
リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第2節が2日に行われ、オーストラリア女子代表とベトナム女子代表が対戦した。
2月29日の第1節でなでしこジャパンを3-1で破ったオーストラリアと、同日の第1節で中国に0-2で敗れたベトナムの一戦。先発メンバーを7名入れ替えたオーストラリアが立ち上がりからボールポゼッション率で圧倒し、チャンスを作り出していく。
先制点は10分、ペナルティーエリア右側へ抜け出したエミリー・バンエグモンドが右足シュートを決めた。さらに17分には、右サイドからのクロスに反応したキア・サイモンがトラップから強烈なシュートを突き刺して2点目。19分にはアランナ・ケネディがペナルティーエリア右側でフリーとなり、相手GKとの1対1を制してゴールネットを揺らした。
20分足らずでスコアを3-0とし、勝利を決定付けたオーストラリア。以降も攻撃の手を緩めず、38分にはキア・サイモンが相手GKの手を弾く強烈なシュートを決める。さらに43分、またもキア・サイモンがゴールネットを揺らした。キア・サイモンが前半だけでハットトリックを達成し、オーストラリアが5-0でハーフタイムを迎えた。
5点リードで後半に臨んだオーストラリアは、前半と変わらず攻勢をかける。64分、左サイドからのクロスに途中出場のアシュリー・サイクスが反応し、ファーサイドで右足ダイレクトで合わせて6点目を記録。さらに68分、セカンドボールをことごとく拾って厚みのある攻撃を仕掛け、最後は右サイドから中央への折り返しをエミリー・バンエグモンドが押し込んだ。
オーストラリアのゴールラッシュは終わらない。77分にはタメカ・バットがペナルティーエリア内でドリブル突破。強烈な左足シュートは相手GKに阻まれたが、こぼれ球をミッチェル・ヘイマンが詰めて8点目を奪った。85分にはクレア・ポルキホーンが右サイドをオーバーラップ。クロスを上げると、相手GKの頭上を越えたボールがゴールへ吸い込まれた。
試合は9-0で終了。ゴールラッシュを見せたオーストラリアが大勝し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。一方のベトナムは開幕2連敗となった。4日に行われる次節、オーストラリアは韓国と、ベトナムは北朝鮮と対戦する。
同予選は、2月29日から3月9日にかけて大阪府で開催。日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、オーストラリア、中国、韓国、ベトナムの計6チームが参加し、総当たりのリーグ方式で、上位2カ国にリオ五輪の出場権が与えられる。
【スコア】
オーストラリア女子代表 9-0 ベトナム女子代表
【得点者】
1-0 10分 エミリー・バンエグモンド(オーストラリア女子代表)
2-0 17分 キア・サイモン(オーストラリア女子代表)
3-0 19分 アランナ・ケネディ(オーストラリア女子代表)
4-0 38分 キア・サイモン(オーストラリア女子代表)
5-0 43分 キア・サイモン(オーストラリア女子代表)
6-0 64分 アシュリー・サイクス(オーストラリア女子代表)
7-0 68分 エミリー・バンエグモンド(オーストラリア女子代表)
8-0 77分 ミッチェル・ヘイマン(オーストラリア女子代表)
9-0 85分 クレア・ポルキホーン(オーストラリア女子代表)
By サッカーキング編集部
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