世界最大の5人制アマチュアサッカー大会「F5WC THE WORLD FOOTBALL FIVES」で準優勝に輝いた「TamaChan」
世界最大の5人制アマチュアサッカー大会「F5WC THE WORLD FOOTBALL FIVES」(以下、F5WC)の世界大会2日目が、2016年3月5日(土)、タイ・バンコクのメガバンナーで開催。日本からは「アットホーム F5WC FOOTBALL FIVES JAPAN CHAMPIONSHIP 2015-2016」で優勝した中央大学の学生を中心としたチーム「TamaChan」が日本代表として出場した。
「TamaChan」は、福田正博や中村憲剛を輩出した関東大学サッカーリーグ5度の優勝の実績をもつ名門、中央大学サッカー部の現役4回生を中心としたチーム。イラク人の両親から生まれた字羽井兄弟を中心に堅実かつアグレッシブなプレーで、出場した多摩予選から無敗で、F5WC二代目“日本代表”の座を手にした。落語協会で働きつつ、東京都フットサル2部で活躍する村本武大がキャプテンとしてチームをけん引する。
大会は1リーグ4カ国、計8リーグで予選を戦い、各リーグ上位2チーム、合計16チームが決勝トーナメントに進出。初日のグループリーグを1勝1敗で終えた「TamaChan」は、34度の炎天下の中、3戦目のインドに5-0で快勝し、グループEを2位で通過。決勝トーナメント第1戦では南アフリカを2-1で、準々決勝ではイングランドを3-0で下した。
準決勝のアイルランド戦は、0-0まま延長戦でも決着がつかずにPK戦へ突入。相手の2本目と4本目をGK石川拓磨がセーブし、4-3で決勝への切符を手にした。決勝は初戦から無敗を続けるコロンビアに前半先制点を許し、後半も立て続けに2点を奪われる展開に。その後1点を返したが、日本は惜しくも優勝を逃した。
日本は大会を通じて唯一、レッドカードによる退場処分がないチームとしてフェアプレー賞を受賞。“日本らしい”戦いで大会準優勝ととも2つの栄誉を獲得した。
大会には、元スペイン代表のミチェル・サルガドと、元イングランド代表のポール・スコールズが地元タイリーグの人気選手とチームを結成。ベスト8から選抜された選手たちと、エキシビジョンマッチを行うなど、大会を盛り上げた。
F5WCは、2013年にドバイでスタートした16歳以上のアマチュア選手を対象とした世界最大の5人制サッカー大会。全6大陸32カ国で予選大会が開催され、各国で行われる予選大会の優勝チームが、国を代表して世界大会に出場する。第1回、第2回大会は、ドバイのワールドトレードセンターで世界大会が行われ、今年の第3回からタイに舞台を移した。会場には欧州リーグの有名クラブのスカウトやサッカー界のレジェンド選手が視察に訪れ、世界的に注目されているアマチュアサッカーの祭典となっている。