黙祷をする両チームの選手たち [写真]=Getty Images
国際親善試合が29日に行われ、ポルトガル代表とベルギー代表がポルトガルのレイリアで対戦した。
同試合は、29日にベルギーの首都ブリュッセルのボードゥアン国王競技場で開催される予定だったが、22日に同市で発生した連続爆破テロ事件の影響を受けて、翌23日に試合中止が発表された。しかし同日、両国のサッカー協会が開催地変更と試合実施で合意。ホームとアウェーを入れ替える形で、ポルトガルのレイリアにて試合が開催された。
ホームのポルトガルは、最終ラインにレアル・マドリードDFペペ、前線に同FWクリスティアーノ・ロナウドやフェネルバフチェFWナニらが先発メンバーに名を連ねた。対するベルギーは、チェルシーGKティボー・クルトワ、バルセロナDFトーマス・ヴェルマーレン、ローマMFラジャ・ナインゴラン、マンチェスター・UのMFマルアン・フェライニ、エヴァートンFWロメル・ルカクといった面々が先発出場した。
均衡を破ったのはポルトガルだった。立ち上がりから攻勢をかけ、シュートを連ねてゴールを脅かしていくと、20分、ペナルティーエリア左側でスルーパスを受けたナニが冷静に右足シュート。ゴール右隅へ決め、先制に成功した。
1点リードを奪ったポルトガルは40分、左サイドからのクロスにC・ロナウドが反応。打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らした。ポルトガルが2-0で前半を終えた。
2点ビハインドで後半を迎えたベルギーも63分、左サイドを駆け上がったジョルダン・ルカクからのクロスに反応したR・ルカクがヘディングシュートを決めた。ルカク兄弟の活躍で、ベルギーが1点差に迫った。
60分以降は互いに選手交代を繰り返しつつゴールを目指したが、ベルギーの同点弾は生まれなかった。試合は2-1で終了。ポルトガルがFIFAランキング首位のベルギーを破った。
【スコア】
ポルトガル代表 2-1 ベルギー代表
【得点者】
1-0 20分 ナニ(ポルトガル代表)
2-0 40分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
2-1 63分 ロメル・ルカク(ベルギー代表)
By サッカーキング編集部
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