上海上港への移籍が目前に迫るフッキ [写真]=Getty Images
ゼニトに所属するブラジル代表FWフッキが、上海上港(中国)への移籍に迫っている。28日付の大手メディア『ESPN』などが報じている。
同メディアによると、フッキは29日に中国へ到着し、メディカルチェックを受ける予定。移籍完了が目前と見られている。上海上港はゼニトに対し、移籍金5500万ユーロ(約62億円)を提示した模様。これは、江蘇蘇寧(中国)がシャフタールからブラジル人FWアレックス・テイシェイラを獲得した際の移籍金5000万ユーロ(約56億5000万円)を超え、アジア史上最高金額となるようだ。
なお、フッキ自身に対しては、年俸2000万ユーロ(約22億6000万円)を用意。中国スーパーリーグにおける最高額の年俸提示にフッキも合意した模様で、加入は目前と見られている。
かつては東京ヴェルディなどにも在籍したフッキ。ポルトを経て2012年9月にゼニトへ加入すると、チャンピオンズリーグでもプレー。これまでに同クラブで147試合に出場し74得点をマークした。また、ブラジル代表に名を連ねる同選手は、2014年のブラジル・ワールドカップやコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016でもプレーしている。
ブラジル人FWエウケソンやアルゼンチン人MFダリオ・コンカ、ガーナ代表FWアサモア・ギャンらを擁する上海上港は、今シーズンのAFCチャンピオンズリーグに参戦している。ガンバ大阪などと対戦した同クラブは、首位でグループステージを通過。決勝トーナメント1回戦ではFC東京と対戦し、2試合合計で2-2となり、アウェーゴール数で上回ったためにベスト8へコマを進めた。準々決勝では全北現代モータース(韓国)と対戦する。
By サッカーキング編集部
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