2戦合計スコアを4-2とし、アルビレックス新潟シンガポールが準決勝へ駒を進めた[写真]=アルビレックス新潟シンガポール
2016シンガポールカップ準々決勝第2戦が1日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールとゲイラン・インターナショナルが対戦した。3日前の第1戦は2-0でアルビレックス新潟シンガポールが勝利している。本大会ではアウェイゴールルールは適用されないため、引き分け以上、もしくは1点差での敗戦でもアルビレックス新潟シンガポールは準決勝進出となる。
アルビレックス新潟シンガポールは、第1戦と同様に4バックを採用。第1戦では控えに周った免田朋己、乾達朗、河田篤秀の3選手がスターティングイレブンに復帰した。
試合は開始から2点のビハインドを追うゲイラン・インターナショナルが主導権を握る。6分、右サイドを突破しクロスを送るとペナルティエリア内中央で決定的なシュート。決まったかと思われたが野澤洋輔が抜群の反応でファインセーブ。開始早々の先制点とはならない。
続く23分、右サイドを突破しクロスを送ると初先発のフィリピン代表ストライカーFWマーク・ハートマンがヘディングで合わせて先制。ゲイラン・インターナショナルが2試合合計で1-2と1点差に迫る。
失点直後の24分、アルビレックス新潟シンガポールは鎌田啓義のスルーパスに河田篤秀が抜け出したがシュートはGKの正面を突いてしまいゴールとはならない。29分には稲葉修土が右サイドをドリブル突破し中央の乾達朗へ送る。乾達朗は切り返しから右足で狙ったが、シュートはGKに弾き出されてしまう。
このまま前半終了かと思われた44分、ゲイラン・インターナショナルは中央中盤から強烈なミドルシュート。鮮やかな軌道のシュートがネットを揺らし追加点。ゲイラン・インターナショナルが2戦合計スコアを2-2の同点に追い付き前半を終える。
後半、アルビレックス新潟シンガポール乾達朗に代えて、山田幹也を投入。システムをリーグ戦で慣れ親しんだ3バックへと変更し反撃に出る。
57分、ゴール正面でボールを受けた河田篤秀が左足でミドルシュート。際どいコースへ飛んだがゴール右へ僅かに逸れてしまう。58分には山田幹也が前線でボールを奪うとそのまま鎌田啓義へと繋ぐ。鎌田啓義がDFラインを突破し抜け出したと思われたが戻ったDFに防がれてシュートは撃てない。
65分、ハーフウェイライン付近から地頭薗雅弥が前線へ浮き球パス。これに抜け出した河田篤秀DFを振り切るとペナルティエリア内に持ち込みそのまま左足でゴール。1点を返したアルビレックス新潟シンガポールは2戦合計で3-2と勝ち越しに成功する。
直後の66分、ゲイラン・インターナショナルは強烈なロングシュートでゴールを脅かすが野澤洋輔が何とか弾き出す。
75分にはハーフウェイラインから地頭薗雅弥が鋭いスルーパス。これを受けた河田篤秀がペナルティエリア内で切り返そうとしたところをDFに倒されてPKを獲得。このPKを河田篤秀が自ら落ち着いて決めてゴール。アルビレックス新潟シンガポールは第2戦を振り出しに戻すと同時に2戦合計で4-2と再びリードを2点へと広げる。
ゲイラン・インターナショナルの反撃を振り切ると試合はそのまま終了。一時はゲイラン・インターナショナルが2点差を追い付いたがアルビレックス新潟シンガポールが河田篤秀の2ゴールで振り切り2試合合計4-2で勝利。準決勝進出を決めた。なお、シンガポール杯準決勝は9月に開催される。
【スコア】
ゲイラン・インターナショナル 2-2 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
1-0 23分 マーク・ハートマン(ゲイラン・インターナショナル)
2-0 44分 サヒル・スハイミ(ゲイラン・インターナショナル)
2-1 65分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)
2-2 75分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)
By サッカーキング編集部
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